嫉妬(しっと)

嫉妬深い人がいます。
主に恋愛面が例に挙がりますが、独占欲の強い人ほど嫉妬深いと言えます。

嫉妬とは、自分と比べて恵まれていたり、優れている人を妬んだり恨んだりしたり、自分の愛するものが他に愛情を向けると、憎んだり恨んだり、焼きもちをやいたりすることです。

思春期にはありがちな感情なので、そこから成長していけばいいのですが、いい大人がいちいち過度な嫉妬をしていたら問題です。
『嫉妬』は誰にでもあるものですが、心の状態により、程度が行き過ぎると悪い方向へ進みます。

嫉妬の起こるメカニズムは、『憧れ』から始まります。「羨ましいなぁ」がネガティブシンキングへ進むと「なんであの人ばかり!」と『妬み』に変わりそれが『恨み』になります。

恋愛も一緒です。

好きな人=憧れの人です。
『憧れの人』が他の異性と仲良くしていると、妬ましい。それが『恨み』に変わります。
そのネガティブシンキングがイジメという行動に繋がる訳です。


更にお付き合いしている人ならその感情の他に、『侮辱された』というネガティブシンキングが生まれます。

『侮辱』とは侮(あなど)られ辱(はずか)しめられることで、「私と付き合ってるくせになんなの!?バカにしてんの!?」というのが侮辱されたという感情です。

ここでポジティブシンキングならば、「何か用があるんだな~」とか「あの人も話をしたいんだな~」とか「あんなことで嫉妬してたんだ~自分に余裕を持っていこう!」となりますが、ネガティブシンキングの時は、『私を嫉妬させるあの人が悪い!』と原因を相手に求めてしまいます。

ただ、そう思ってしまうには、そうなってしまった原因がどこかにあるはずです。

例えば、
幼い時に片親と別れて自分は捨てられたと思った経験かも知れないですし、大好きなパートナーが他の異性を好きになってしまったことがあったのかも知れません。
また、小さな頃から自分が満たされない思いでいたり、何でも与えられて育った為に、手に入らないものがあることを受け入れられなかったり、または先天的な性格なのかも知れません。それは人それぞれです。


『原因』があるから、『嫉妬深い』という現象が起こります。

しかし、原因を追求し、探し見付けたからといって、過去は変えられないと思いませんか?

いや、ある意味、過去は変えられます。

タイムマシンを作るとかチャチなものではありません。

『今のあなたの思考を変えること』
が過去の認識を変えるということです。


例えば、『嫉妬深い』とは良くない感情ですが、言い換えれば『自己愛深い』のかも知れません。

自分を愛することが出来ない人が多い昨今、自分を大切にすることは良いことだと思います。

ようは『程度』の問題です。

自己愛を満足させる為に、独占欲に支配されてはいけません。

自分を愛することは大切ですが、相手を傷付けてはいけないのです。

大切なのは、自分を大切にし、同じように周りの人も大切にすること。

あなたは自分が嫉妬しない為には、相手をコントロールした方が良いと思っているのかも知れません。

また、嫉妬させる相手が悪いとどこかで思っているのかも知れません。


それは、相手を尊重していない思考です。

人間は平等です。

どんなに
年下だろうが、
年上だろうが、
男性だろうが、
女性だろうが、
仕事が出来ようが、
出来なかろうが、
なんだろうが、

同じ人間同士です。関係ありません。

相手を何か見下していたり、
自分の所有物だと思ったり、
尊重していないから嫉妬する訳です。


相手にも相手の事情があり、そこを尊重すること。

それを知ることが『嫉妬』を無くす第一歩です。

でも出来ない自分が居る。

それは何故でしょうか。

一つは『余裕』が無いからです。

『余裕』とは『ゆったりとした余りのこと』です。

例えば自転車のブレーキにも「遊び」と言いますが、握り締めるまでに余裕が無いと、ちょっとブレーキをかけただけで「キィッ!」と急ブレーキになって危ないですよね。

なんでも同じで、急にスピードを出したり、急にブレーキをかけたりすると余裕が無くなるのです。

余裕が無くなるから、行き場を無くしたエネルギーが暴発するのです。

自然の法則とはそういうことです。

気持ちも一緒です。
例えば恋愛なら、恋愛に対して余裕が無いのです。

良く言われる『大人の余裕』とは経験の差のことです。

初めて通るトンネルは
どんなに暗いか
どんなに長いか
どんなカーブがあるか
わかりません。

だけど、一度通ったトンネルは
どんなに暗いか
どんなに長いか
どんなカーブがあるか
わかりますので安心感があります。

この安心感が一つ、『余裕』に繋がります。

また、もう一つ、具体的余裕のある時間を作ると『余裕』は生まれてきます。

『何でも出来る時間』を一日の中に組み込むことです。

それには出来れば朝が望ましいです。

夜は休息の時間なので遅くとも0:00までには就寝します。
遅くまで遊んだりせず、この『シンデレラタイム』を守るようにしてみてください。お肌にもいいです。

時間的な『余裕』は気持ちにも『余裕』を生み出します。
そしてそんな時はほんの少しでも自然に目を向ける時間を作ると良いでしょう。

最近、草木を愛でる時間はありましたか?

太陽や風や大地を感じる気持ちはあったでしょうか?

そんな余裕は無い!
と感じる方もいるかも知れませんが、それこそがまさしく『余裕が無い』ということです。

心にゆとりと余裕を持つこと。

それが一つの嫉妬深い気持ちを無くすきっかけになります。

急に変えると心も負担になりますから、一つ一つ、ゆっくりと気付いていけることを望みます。

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